英検1級面接リベンジ|今までと何が変わったのか【準備と点の取り方】

英検1級 面接 練習 スピーチ

私が変えたのは、準備と点の取り方だけでした

2024年3月、英検1級の面接試験で、私はボーダーライン付近で何とか合格することができました。

ただ、結果以上に他の人から聞かれるのが、

「結局、英検1級の面接試験で今までと何を変えたんですか?」

という点です。

正直に言うと、

流暢に話せるようになったわけでも、

発音が劇的に良くなったわけでもありません。

変えたのは、英語力ではなく準備の考え方と練習の設計でした。

まず決めたのは「どこで点を取るか」だった

英検1級の面接は40点満点です。

受験者の体験談を見る限り、最近では、合格ラインは毎回だいたい27点ぐらいのようです。(得点率70%弱)

私は最初に、

「28/40点を取れれば確実に合格圏に入る」

と点数ベースで考えました。

過去の結果を振り返ると、

  • interaction(質疑応答)
  • grammar & vocabulary (文法&語い)

これらでは、7/10点や8/10点が出た経験があり、そこまで苦手意識がありませんでした。

一方で、過去のショートスピーチは全て4/10点でした。

さらに、pronunciation(発音)も毎回6/10点でした。

発音は1ヶ月で大きく伸ばせることはできないと確信していました。

なので今回、

ショートスピーチで確実に得点することに全力を注ぐと決めました。

具体的には7/10点以上でした。

ショートスピーチが6/10点以下だと、以前と同じような厳しい展開が予想できたからです。

全部を完璧にしようとせず、「ショートスピーチに特化した」というのが今回一番大きな違いだったと思います。

面接対策の9割をショートスピーチに振り切った

面接対策での時間配分は、体感でいうと9割をショートスピーチに費やしました。

オンライン講座や対人グループレッスンは、いっさい利用しませんでした。

理由は、私がやるべきことがはっきりしていたからです。

ショートスピーチ練習だけです。

私の場合、ショートスピーチ練習は1人の方が圧倒的に効率が良いと思ったからです。

対人で話す・誰かにフィードバックをもらう以前の問題だと感じていたからです。

一次試験免除で全敗した時も、まともにショートスピーチを最後まで話したことがなかったからです。

最初に薄めの対策本を使いながら、

  • 暗記しない
  • 論点は把握する
  • 毎回、自分の言葉で話す

この3点だけは意識して練習していました。

面接試験直前は過去問も何周も回しました。

ただ、最初は本当に言葉が出てきませんでした。

過去に何度も面接を受けているにもかかわらず、です。

今回、練習で初めて取り入れた3つのこと

時間を測って練習するようにした

ショートスピーチは2分間ですが、今回、毎回必ずスマホで時間を測りながら練習しました。

これは、以前の一次試験免除での面接全敗のときには全くやっていなかったことです。

最初の1週間は、理由1すら言い終わらずにタイムアップ。

しかし、2週目には理由2の途中まで、3週目には結論付近までたどり着けることが増えてきました。

内容は粗くても、2分間話し続けられる感覚が少しずつ掴めてきました。

結果的に、合計で最低でも100トピック以上は練習したと思います。

「スピーチトピックを選ぶ」練習を取り入れた

練習3週目からは、過去問を使った演習も始めました。

その中で、1分間のトピック選択がかなり重要だということに気づきました。

英検1級の面接では、1分で5つのトピックから自分で1つを選ぶ必要があります。

実質的には、15~20秒ぐらいでトピックを選んで、残りの40秒ぐらいでスピーチ構成と理由などを考えることになります。

その残り2週間で、

  • 話せそうなトピックを選ぶ
  • それが無理でも、自分の得意分野になんとか関連づけられそうなものを選ぶ

という「スピーチトピックを選ぶ練習」も集中的に行いました。

毎回、自分のスピーチを録音して聞き返した

もう一つ、今回初めて本格的にやったのが録音です。

毎回スピーチを録音し、その場で必ず聞き返しました。

すると、

  • 「Umm」「You know」がかなり多い
  • 声が高く、焦って聞こえる
  • 早口になった時、聞き取りづらい
  • 理由1が長すぎる

など、自分の感覚では気づかなかった点が見えてきました。

それによって、

「焦るだろうけど、なるべく早口にはならないようにしよう」

「意識的にもう少し低めの声を心掛けよう」

そういう意識を持つことができました。

試験直前に録音したものは、初期のものよりはそれなりに改善していて、少しだけ試験への自信にはなっていました。

上手く話すというより「止まらない」を優先することを意識

改めて、一番避けたかったのは、過去に経験したスピーチ中の沈黙です。

私は一次試験免除の時の面接試験(2020年7月)で、スピーチを2分間近く沈黙したことがありました。

そこで、

  • 汎用性の高いSDGsの話題に繋げられないか
  • 理由が1つしか出なかった場合、反対意見に触れて時間を稼ぐ(理由一つで最後まで行く)

といった「プランB」のようなものを用意していました。

上手く話すというより、止まらずに2分を使い切ることを最優先にしました。

完璧ではなかったが、ショートスピーチは7/10点に届いた

本番のスピーチは、決して完璧ではありませんでした。

言うべき単語を言えなかったこともありましたし、

スピーチ中にやや脱線したところもありました。

あとで振り返ると反省点も結構多いです。

それでも、

  • 構成を崩さず
  • 立場と理由が矛盾せず
  • 時間内に話し切る

ことができました。

結果として、
ショートスピーチは7/10点。

この点数があったからこそ、合格ボーダーラインに引っかかることができたのだと思います。

変わったのは「才能」や「能力」などではなく「設計」だった

今回の面接で私が変えたのは、英語力そのものではありません。

どう準備し、どう点を取りにいくかという設計でした。