前回の記事では、英検準1級を初めて受験したときに、何が足りなかったのかを振り返りました。
語彙、長文、英作文、リスニング、時間配分。
当初思っていたよりは善戦したかもしれません。
ただ、各分野すべて「足りない」状態では簡単には1次試験ですら通してくれない。
そう強く実感した初受験でした。
その後、約1年ほど間を空けて再挑戦することになります。
この再受験では、闇雲に勉強量を増やすのではなく、前回の不合格で見えた課題に絞って対策することを意識しました。
①語彙対策を「量」ではなく「得点源」として捉え直した
最も重点的に取り組んだのが語彙です。
初受験では、語彙問題で大きく失点し、その影響がリーディング全体、さらにライティングにも波及していました。
再挑戦では、
- パス単を何周も回す(※現在では”出た単アプリ準1級”なども活用できます。)
- 基本的には見出し語を即答できる状態を目指す
という、かなり割り切った対策をしました。
その結果、語彙問題は 20/25点。
リーディング全体でも 32/41点(CSE615) を取ることができました。
ここの語彙問題でしっかり得点できると、長文で多少失点しても大丈夫だ、という心理的な余裕が生まれる、と考えました
準1級では、語彙は単独のセクションというよりも、試験全体の安定感を左右する土台だと、このときはっきり理解しました。

②英作文は「回数」と「型」を意識して強化した
英作文も、前回から大きく変えた点の一つです。
初受験では、何とか書き切ることに意識が向きすぎていました。
再挑戦では、
- 実際に手を動かして何本も書いてみる
- 対策本(ジャパンタイムズ出版)を使い、構成や評価ポイントを意識する
とにかく「書く回数」を増やしました。
完璧な表現を目指すというより、採点基準に沿った答案を安定して書くことを重視しました。
その結果、英作文は 15/16点。
CSEスコアも 667点 と、一次試験を大きく支える得点源になりました。
なお、この時の英作文のトピックは
「日本は外国人労働者を積極的に受け入れるべきかどうか」
のようなものでした。

③リスニングは「割り切って」優先度を下げた
一方で、リスニングについては、正直なところ大きく強化できていません。
仕事との両立もあり、十分な学習時間を割くのが難しかったためです。
ただし再挑戦では、
「リーディングとライティングでしっかり得点できれば、一次試験は通過できる」
という計算を立てていました。
実際、リスニングの得点は 13/29点(CSE563点) と、前回よりかなり下がっています。
実感としては、前回よりも放送内容そのものは聞き取れるようになっていました。
ただ、選択肢を瞬時に処理して正解を選ぶレベルには、まだまだ達していませんでした。
それでも、他のセクションで得点できたことで、一次試験は無事に通過しました。
準1級では、すべてを完璧にする必要はない。
この割り切りは、精神的にも大きな助けになりました。
一次試験通過後、急いで準備した二次試験
一次試験の対策に集中していたため、一次試験通過前に二次試験(面接)のことを考える余裕はほとんどありませんでした。
一次試験通過後に、短期間で集中的に対策し、そのまま一度で合格しました。
実は面接本番では、4コマ描写で時間切れになり、描写の4つ目は一言も言えませんでした。
それでもQ&Aで挽回できたこと、Attitudeが3/3点だったこともあり合格に結びつきました。
二次試験については、別の記事で詳しく書く予定です。
合格して振り返って思うこと
英検準1級は、才能や語学センスなんかではなく、
自分の弱点を正確に把握し、対策の優先順位をつけられるか
が問われる試験だと感じています。
前回の不合格があったからこそ、
「何を捨て、何に集中するか」
を決めることができました。
次の記事では、準1級合格後すぐに挑戦した英検1級について、
なぜ一次試験に比較的早く通過できたのかを振り返っていきます。



