【体験】英検1級の一次試験に半年で通過できた理由

英検1級の一次試験に、準1級合格から約半年で通過することができました。

しかしながら、あらかじめ正直に伝えたいのですが、すべてが順調だったわけではありません

リスニングは大苦戦しましたし、長文問題は一部を捨てざるを得ませんでした。

限られた準備期間の都合上、本試験と同じ時間で過去問を通し演習する機会もほとんど作れませんでした。

それでも結果的に英検1級の一次試験をなんとか通過できたのは、

「英検準1級合格の時と同様、取れるところを確実に取りに行く」という意識で対策していたからだと思います。

この記事では、当時の私の状況を振り返りながら、なぜ約半年で英検1級の一次試験を通過できたのかを整理していきます。

英検1級一次試験は「各分野バランス良く得点」しなくても通過できる

2019年10月、初めて受験した英検1級の一次試験で、私は合格点になんとか到達することができました。

しかし、試験後の手応えは「余裕」からは程遠いものでした。

  • リスニングは大苦戦した
  • 長文は最後まで解けなかった
  • 得意・不得意がはっきり分かれた

それでも、合格ラインに必要な点数は積み上げられた

この感覚は、準1級対策を通して少しずつ身についていたものだったと思います。

語彙とリーディング|準1級の延長線で積み上げた部分

語彙問題は「やり込んだ分」だけ返ってきた

語彙問題は25問中21問正解でした。

特別な裏技があったわけではなく、使い込んでいたパス単から、かなり出題された印象です。

もちろん、すべてを即答できたわけではありません。

それでも、

  • 見覚えのある単語が多かった
  • 消去法が有効に使えた

この2点のおかげで、大きく崩れることはありませんでした。

準1級対策で培った

「単語帳を何周も回す感覚」

が、そのまま1級でも通用した部分だと思います。

(現在では「でた単アプリ」や「単熟語EX」も有効です)

よく英検1級の語彙問題は難易度が高いと言われたりしますが、私にとってはここで得点できることが非常に効率が良いと確信していましたので、ここを重点的に取り組みました。

リーディングは決して高得点ではないが、致命傷にはならなかった

リーディングのトータルスコアは27/41点(CSEスコア670点)でした。

決して高得点ではありませんが、一次試験全体で見ると、足を引っ張るほどでもありません。

当時から、

「長文ですべてを取り切るのは私にとっては非常に難しい、場合によっては捨てる」

という前提で考えていました。

そのため、

  • 語彙問題で8割程度は得点しておく
  • 長文は解く問題と捨てる問題をある程度割り切る
  • 配点の大きい英作文にできるだけ時間を回す

という判断ができていたのは大きかったと思います。

一次試験通過の最大要因は英作文だった

英作文で27/32点を取れたことが決定打

一次試験通過に最も貢献したのは、間違いなく英作文でした。

この回の英作文は32点満点中27点(CSEスコア764点)。

合格者平均点がいつもより低かったこともあり、結果的に通常よりも高めのスコアが出たようです。

(この回の合格者平均点は24/32点だったようです。)

この回の英作文のトピックは

「宇宙開発は費用に見合うかどうか」でした。

私は「費用に見合う」という立場で、

  • 宇宙開発由来のロボットアームの医療応用
  • 宇宙開発由来の水浄化システムの開発途上国での活用
  • 宇宙開発は将来的な地球外移住の可能性を高める

という3つの理由を挙げて書きました。

一方で、この内容に対して、相応のレベルの高い英文を書けた訳ではなかったと思います。

ただ、「説得力ある理由を3つ揃える」「論点をずらさない」という基本を守れたことが、安定した得点につながったと思います。

英作文は「初見対応」ではなく「型の再現」だった

当時使っていた英作文対策教材の中に、今回のテーマとかなり似た練習問題がありました。

そのため、本番ではブレインストーミングから執筆まで、比較的スムーズに進めることができました。

この時の英作文は、

  • 7〜8分で構成と内容を考える
  • 約40分で一気に書く(下書きなし)
  • 10分以上かけて見直す

という時間配分で、合計1時間ほど使ったはずです。

語数は推奨されていた200語をかなり超えていたと思います。(体感としては250字近くでした)

一般的には、英作文には30分、長くても40分前後で書き切るのが理想と言われたりします。

しかし、私は思い切ってそれよりさらに長い時間を費やしました。

リスニングは想定通り大苦戦した

一方で、リスニングは14/27点(CSEスコア642点)と、かなり苦戦しました。

原因として思い当たるのは、

  • そもそものリスニング力の欠如
  • 過去問などを使った演習不足

このあたりです。

リーディングとライティングでほとんどの体力を使い切っていたことも影響したかもしれません。

ただ、当時の私は

「リスニングで高得点を取ろう」

とは考えていませんでした。

足を引っ張らない程度に何とか耐えられればいい

その位置づけだったからこそ、想定内の結果として受け止められたと思います。

時間配分と解く順番をかなり意識していた

試験当日は、解く順番をあらかじめ決めていました。

  1. 試験開始直後に英作文のトピック確認
  2. 語彙問題(25問)
  3. 英作文
  4. 長文問題
  5. 英作文の見直し

長文は、最初から「全部は解かない」と決めていました。(解けない)

その分、英作文にしっかり時間を使う作戦です。

結果的に、この判断が一次試験通過に直結したと思います。

半年で通過できた理由を一言で言うなら

今振り返ると、

「準1級合格の勢いで受けた」

という面も確かにありました。

ただ、その勢いは、

  • 準1級で通用した学習方法
  • 自分が点を取りやすい分野
  • 試験構造の共通点

これらを踏まえた、かなり現実的な判断でもありました。

結果的に、2019年度第2回の英検1級一次試験を通過することができました。

ただ、この時の私は、

一次試験を通過した先に、どれほど厳しい現実が待っているかを、まだ知りませんでした。

※本記事は、要約問題導入前の旧形式の英検1級をもとにした体験談です。

しかしながら、「どこで点を取りに行き、どこを捨てるか」という考え方自体は、現在の形式でも十分応用できると感じています。