【英語聞き流しは意味ない?】初心者には『効果なし!』と英検1級ホルダーが断言|中上級者には『絶対におすすめ!』

「聞き流し」だけしていた頃の英検の成績。リスニングが全然できなかった。英語リスニング初級者は「聞き流し」する意味はない。

※ 記事に商品PRがあることがございます

  • 「英語の聞き流しって本当に効果があるの?」
  • 「YouTubeやアプリで毎日聞き流しているけど、一向にリスニングが伸びない…」
  • 「でも、あの信頼してる英語系インフルエンサーが『聞き流ししてる』って言ってるんだよなぁ」

そう悩んでいませんか?

私もかつては皆さんと全く同じでした

巷には「聞き流しだけで英語がペラペラ」という魅力的な広告が溢れていますが、本当に聞き流すだけで英語が話せるようになるのでしょうか?

さっそく結論からお伝えします。

英語の初心者さんにとって、英語の聞き流しは「全く意味がありません」

高卒独学で2024年に英検1級に合格、2023年にTOEIC 860点(リスニング450点超)を取得した私は、そう言い切れます。

しかしながら、過去には

「毎日英語を聞き流していたのに、全くリスニング力が上がらなかった」

という手痛い失敗経験を持っています。

この記事では、英検1級・TOEIC高得点を達成した私の実体験に基づき、「なぜ初学者の聞き流しは意味がないのか」、そして、逆に「聞き流しが武器になる中上級者の基準」などを徹底解説します。

私のリスニングがほとんどできなかった頃の成績表も掲載しております。

この記事を最後まで読めば、意味のない遠回りをやめ、本当にリスニング力が伸びる「正しい勉強法」へシフトできます。

では、さっそくまいりましょう!

そもそも「聞き流し」の正体とは?【受動的 vs 能動的】

多くの人が勘違いしていますが、「聞き流し」とは

「集中力を持たずに、注意を払わず耳に音を流すこと」です。

つまり「受動的なリスニング」のことを指します。

この記事でも「聞き流し」はそう定義しています。

英語のリスニングには、大きく分けて以下の2つの状態があります。

リスニングの種類状態効果
受動的なリスニング(聞き流し)意識を向けず、BGMのように音を浴びている状態初学者には効果なし(ただの雑音)
能動的なリスニング(精聴)聞き耳を立て、内容を理解しようと集中している状態リスニング力を向上させる

つまり、特に英語初学者にとって、断片的に単語が拾えたとしても、集中して聴く「能動的・自発的なリスニング」をしない限り、

英語が頭に入りやすくなる(=言語として処理される)ことはありません。

ほぼ「雑音」です。

【実体験】初心者に「英語の聞き流し」が全く意味がない3つの理由

私が「意味がない」と断言するのには、明確な理由と、私自身の苦い失敗経験があるからです。

① 【実話】私自身が「聞き流し」で全くリスニング力が向上しなかった

実は私も、たとえば英検やTOEICのリスニングスコアが低かった頃、

「英語に慣れれば聞き取れるようになれるだろう!」

と毎日熱心に聞き流しを実践していました。

しかし、

どれだけ続けてもリスニング力の向上は一切体感できませんでした。

実際、初めて英検準1級に合格した時ですら、リスニング正解率は50%にも満たない地力でした。

私が2019年1月に受験した英検準1級の結果表の一部。
私が2019年1月に受験した英検準1級の結果表。一次合格したが、「聞き流し」してもリスニングは低調。
私が2019年1月に受験した英検準1級の結果表。一次合格したが、「聞き流し」してもリスニングは低調。得点率50%にも届かなかった。

※ 2019年1月の英検準1級での成績。合格したものの、リスニングの得点は壊滅的だった。

そして、英検1級に初めて挑戦した時やその面接の時も、聞き流しに頼っていた時期ではリスニングの伸びは全くありませんでした。

私が2019年9月に受験した英検1級の結果表の一部。
私が2019年9月に受験した英検1級の結果表。一次合格したものの、リスニングは際立って得点できていない。この頃も「聞き流し」でのリスニング習慣だった。
私が2019年9月に受験した英検1級の結果表。一次合格したものの、リスニングは際立って得点できていない。この頃も「聞き流し」でのリスニング習慣だった。

※ 2019年9月に受験した英検1級の一次試験の成績。一次合格したものの、ここでもリスニングは50%ぐらいしか得点できなかった。

このように、ただ「音を浴びる」という受動的な姿勢では、どれだけ時間をかけても壁を突破できないのです。

② 知らない単語や表現は、聞き流しても「絶対に」反応できない

人間の脳は、「意味を知らない音」は言語として認識できず、自動的に「換気扇の音」などの雑音(BGM)と同じように処理してしまいます。

集中して聴いていれば、文脈の前後の関係から「もしかしてこういう意味かな?」と推測することも可能ですが、聞き流している状態では100%スルーして終わりです。

英語初心者さんの時期なら尚更です。

③ 幼少期と大人の「言語習得プロセス」は全く違う

「でも、赤ちゃんは親の言葉や周囲の会話を聞き流して覚えるのでは?」

と思うかもしれません。

確かに、生後数ヶ月から5歳頃までの幼少期であれば、脳が言語を自然に吸収する特別な仕組み(言語獲得装置)が働いているため、聞き流しの環境も有効に働きます。

しかし、すでに母国語(日本語)の回路が完成している大人の脳は、

同じ方法では英語を吸収できません。

大人の学習には、集中力を伴ったコツコツ積み上げる訓練が必要です。

リスニング力を劇的に上げる「本当に意味のある」3つの方法

では、聞き流しをやめて何をすべきなのか。

私がボロボロのリスニング力から英検1級合格まで這い上がった時に必要不可欠だった

「集中力を持った有効で能動的なリスニング」

の具体的な方法を3つ紹介します。

①:スクリプトを見て「なんて音声が言っているか」を確認する

音声を聴いた後、必ずテキスト(スクリプト)を確認してください。

「自分が聞き取れなかった音」が、単語を知らなかったからなのか、音声変化のせいなのかを1つずつクリアにしていきます。

②:時間がある時は「シャドーイング」を実施する

聞こえてくる音声のすぐ後を追って発音するシャドーイングは、最高に「能動的」な訓練です。自分が発音できない音は、絶対に聞き取れません。

③:実はリスニング以外の技能も大事

さらに、リスニングを伸ばすためには「聴く」だけでなく、リーディング、ライティング、スピーキングを通して「自分が知っている表現(ストック)」を増やす総合的な学習が結局は不可欠です。

特に、「英文法」を理解していることが土台としてかなり重要です

英語初学者さんは特に「文法」を強化してください。

英語初学者さんには「キク英文法」がとっつきやすいと思います

この「英文法」という土台の上に、知っている単語や表現が増えるからこそ、耳にした瞬間に脳が反応できるようになります。

「知らない単語や表現」は集中して聞いても、一発で反応できないからです。

私は、これら3つにコツコツと取り組み、リスニングを少しずつ中上級者に近づけていきました。

これが英検やTOEICの成果へと結びついていきました。

【一転】英語中上級者には「聞き流し」が武器になる

ここまで英語初学者さんの聞き流しを否定してきましたが、

「英語中上級者」に限っては、聞き流しは非常に意味のある行動に変わります。

中上級者が聞き流しを行うべき理由は以下の3つです。

① 日本にいながら「英語力の維持(+微増)」ができる

日本国内で生活していると、意識的に英語に触れない限り、せっかく身につけた英語力は日々どんどん低下していきます。

中上級者は、すでに脳内に英語の基礎~応用回路ができているため、別の軽い作業をしながらの「聞き流し」でも、耳に入ってきた英語を脳が半自動的に処理しやすくなっています。

もちろん、その人の英語レベルにもよります

これにより、英語力の低下を防ぐ(維持する)ことができ、個人的には少しずつ向上している感覚すらあります。

② 最新の海外情報にいち早くアクセスできる

中上級者が海外の「BBCラジオ」などを聞き流していると、日本のメディアではまだ扱われていない、あるいは深く報道されていない世界情勢のトピックにいち早くアクセスできます。

実際、直近(2026年)でも、以下のような重大なトピックの深掘り情報に、私は海外ニュースの聞き流しからいち早くアクセスできています。

  • ウクライナ情勢の最新状況
  • 緊迫するイラン情勢のリアルタイムな深掘り
  • エボラ出血熱やハンタウイルスの最新動向

日本語に翻訳される前の「一次情報」に触れられるのは、知的好奇心が刺激される最高の体験です。

③ 隙間時間をフル活用し、「勉強時間ゼロ」でインプット量を最大化できる

英語初学者さんは、机に向かって100%の集中力を使う必要がありますが、中上級者は実質「勉強時間ゼロ」で大量のインプットが可能という、圧倒的なタイパの良さがあります。

たとえば、歯磨きや通勤、家事など「軽く体が動いていて脳が暇な時間」を有効な英語環境に変えることが可能になっています。

英語中上級者さんぐらいになると、これぐらいは「負荷のかかるコテコテの学習」とは感じづらくなっているはずです。

私の場合だと、毎日、夜の歯磨きの時は

「フロス10分+ブラッシング10分=20分」

は耳にエアポッズを付けて、必ず英語ニュースを聴いています。

他の場面でも、同じようなことをしているので、1日のうちに平均1~2時間ぐらいは「聞き流し」していることになります。

✅ただし、「聞き流しだと(能動的に聴くよりも)当然リスニングの精度は落ちる」ということは、英検1級ホルダーの私でも実感しています。

中上級者であっても、より深く理解したい時は集中力を持って「能動的に聴く」必要があるはずです。

聞き流しをしていい英語の「中〜上級者」の具体的な基準

では、どのレベルになれば「聞き流し」を学習に取り入れて効果が出るのでしょうか?

私の感覚ベースでは、以下の基準が目安です。

日本の代表的な英語試験で言うと

  • 英検準1級のリスニングで「約70%以上」得点できる
  • TOEICのリスニングで「400〜450点ぐらい」取れている

が目安だと感じます。

この辺りが、リスニングに関して「英語の中級者レベル」に突入していると感じます。

この中級レベルに達している人は、すでに高い英語の土台があるため、隙間時間の聞き流し(受動的リスニング)を環境維持として取り入れてOKです。

英語初学者さんは、まずこの「英語リスニング中級者」を目指していきましょう

もし、あなたがまだこのレベルに達していないのであれば、今すぐスクリプト付きの教材や、能動的な訓練(シャドーイング等)を始めるべきです。

シャドーイングに関しては、習得が難しい面もあるので、

必要に応じて「プロ」に習うのも有効です。

ちなみに、リスニング上級者の目安は、英検やTOEICで言うと

  • 英検1級のリスニングで80%以上の得点で安定
  • TOEICのリスニングで満点付近を毎回安定して出せる

あたりから該当すると思っています。

中級と上級の境目はあまり気にしなくて良いと思います。

まとめ:まずは「能動的な学習」でリスニング中級者を目指そう

英語のリスニングレベルによって、英語の「聞き流し」の意味や価値が変わってきます

  • 初学者:聞き流しは「ただのBGM(雑音)」になるので意味なし。
  • 中上級者:英語力の維持や情報収集の「武器」として意味あり。

私はリスニングに関しては、まだ上級者には入っていないかな、と感じてはいます。

しかしながら、上記で説明した「能動的なリスニング」や「コツコツと訓練して積み上げ」のおかげで、明らかに耳は良くなっていると感じます

たとえば、2026年1月に新形式の英検準1級をチェックするために受験した時のリスニングでは、上記の初合格の時より大きく改善していました。(得点率50%以下→70%以上)

私が2026年1月に受験した英検準1級の結果表の一部。
私が2026年1月に受験した英検準1級の結果表。リスニングでは合格点を超え、コツコツとリスニング強化に励んできた成果が可視化されている。
私が2026年1月に受験した英検準1級の結果表。リスニングでは合格点を超え、コツコツとリスニング強化に励んできた成果が可視化されている。

※ 2026年1月に受験した英検準1級の一次試験の成績。以前は苦手だったリスニングでは合格者平均を超える得点率を記録した。

もし英語初学者のあなたが「これから本当にリスニングを伸ばしたい」のであれば、「聞き流し」だけに頼ることを今日からやめ、

スクリプトの確認シャドーイングなどの「能動的なリスニング訓練」を始めましょう。

コツコツ続けていけば、少なくとも、私ぐらいのレベルには誰でも到達できます!

「一人でシャドーイングや精聴を続ける自信がない…」という方は、正しい発音や音声変化をプロに添削してもらえる、スクールやアプリを活用するのが一番の近道です。

また、上記で説明したように、

リスニング以外の技能を磨くことも重要です。

たとえば、スピーキングならAI英会話が取り入れやすいので、無料トライアルでこの後すぐに試してください。