「一次試験免除が使えるからラッキー!これで二次試験だけに集中できる!」
そう思っているあなたに、あえて警告させてください。
その「余裕」が、実は不合格の連鎖への第一歩かもしれません。
英検の一次免除は意外と気づかれにくい「マイナスの側面」もあったりします
私はかつて、英検1級の面接で一次免除で全敗し、再び一次試験から受け直した経験があります。
しかし、その「どん底」から這い上がり、2024年に英検1級合格を達成しました。
そんな「一次免除のベテラン」とも言えるこの私が、2026年度最新版の「一次免除についての情報」をお届けします
今回は、
- 「一次試験免除の真実」
- 一次試験免除の料金体系
- 戦略的活用法である「ハイブリッド受験戦略」
- 私の「一次試験での実体験」
などを、「一次試験免除のプロの視点」で徹底解説します。
特に、「一次免除」で見落とされがちな「気をつけるべき点」を中心に紹介していきます
ではさっそくまいりましょう!

※ 英検1級で一次試験免除をフル活用して面接に挑んだが全敗経験がある。このスクショは2020年7月の結果。
1. 英検「一次試験免除」の基本と意外な料金のワナ
英検1級から3級では一次試験を通過すると、二次試験で面接が課されます
これらの級で、一度でも1次試験に合格すると、その後1年間(計3回)は1次試験が免除され、2次試験(面接)から受験できる制度があります。
これがいわゆる「一次免除」と言われるものです
シンプルに言うと、「一次免除」を活用すると、一次試験を通過した時の回も含めると、一回の一次試験合格で、
合計で4回の面接チャンス
があります
しかし、ここで多くの人が気づきにくいポイントがあります。
一次免除を使って面接から登場でも、受験料は「1円も安くならない」という現実です。
ここが一番の衝撃かもしれません。
具体的には、
- 1次免除を使っても、一次試験から受験する通常の受験料と同じ金額がかかる
- わずか10分の面接を受けるために、全級で約1万円前後の受験料を払う
2026年度現在の、英検1級から3級の検定料を表で確認してみましょう
| 区分 | 実施会場 | 1級 | 準1級 | 2級 | 準2級プラス | 準2級 | 3級 |
| 英検(従来型) | 指定会場 | 12,400円 | 10,400円 | 9,000円 | 8,600円 | 8,400円 | 6,800円 |
| 英検 S-CBT | テストセンター | — | 10,500円 | 9,600円 | 9,200円 | 9,000円 | 7,700円 |
2026年から全級で検定料は100円引きされましたが、正直言って、面接だけで考えたらコスト的には最悪です。
重要なので繰り返しますが
全級で、面接時間は10分ぐらいで、受験料は1万円前後。
1万円なんて大金も大金です
だからこそ、「とりあえずまた受けてみよう」という、ぼんやりした気持ちではなく、次こそは「1回で仕留める」という強い意志が必要になります。
そうしないと、私のように何度も高級な一次免除を活用するハメになってしまいます
2. 準1級から3級では、従来型×S-CBTの「ハイブリッド受験」が武器になる
実は、現在は「従来型」と「英検S-CBT」の間で、1次試験免除の資格を相互に利用することが可能です。
従来型は一次試験は鉛筆で記入して答えて、二次試験の面接は「リアル対人」です。
S-CBTはPCを使って受験する形式で、対象になっているのは「英検準1級から3級」です
一次免除のパターンが
- 従来型→ 従来型
- S-CBT → S-CBT
だけかと思っている方が、結構多い印象です
✅相互利用のルール(3級〜準1級が対象)を表でまとめます
| パターン | 一次免除の活用方法 |
| S-CBTの受験で面接だけ落ちた | ➔ 次回、従来型で1次免除を申請し、面接だけ受けられる |
| 従来型の受験で面接だけ落ちた | ➔ 次回、S-CBTで1次免除を申請し、スピーキングだけ受けられる |
のように活用できます。
✅ハイブリッド活用のメリット
この2つの受験形式で「一次免除をハイブリッド」させると、受験者に有利に働く場合があります。
- 試験環境を変えられる:従来型の面接を受けてみて「対面は嫌だなぁ」と感じたら、「PCでの面接」に切り替えることができます。また、その逆パターンにも当てはまります。
- 待ち時間の短縮: S-CBTは従来型試験よりも試験回数が倍ぐらい多いです。「ある期間内で受験を終えなければいけない」という場合もあると思います。たとえば、英検利用での入試への出願です。そういう場合には、受験間隔を狭めるこの「ハイブリッド式の一次免除」が有効です。
注意:英検1級はS-CBTに対応していないため、「従来型だけ」での受験となります。
先ほど少し触れましたが、大学受験で英検の合否、CSEスコアを活用する場合、大学受験の出願期限のタイミングなども考慮しないといけないため、この「ハイブリッド受験」が有効になってきます
なぜなら入試の出願前の2年以内の合格やCSEスコアを求めるところが多いからです
特に、高偏差値の大学受験に関しては、
「英検準1級合格」がプラチナチケットです
私自身は、一次免除の権利が発生したのが英検1級の時だったので、S-CBTの制度は使えませんでした。
英検準1級から3級合格を目指す皆さんならこの『ハイブリッド戦法』が使えます
3. 経験者が語る「1次免除」の3つの落とし穴
一次免除のベテラン&プロ(?)として断言しますが、この制度には精神的&心理的な罠も潜んでいます。
① 「ダレる」問題:余裕は最大の敵
一次試験をスキップできるので、次の面接試験まで数ヶ月の空白が生まれます。
従来型だと「3~4ヶ月」は空きます。
「時間はたっぷりある」という勘違いが油断を生み、気づけば試験直前…というパターンが非常に多いです。
実際に私も経験があります
② 「崖っぷち」のプレッシャー
一次試験免除の3回目(最終回)の緊張感は半端ではありません。
面接試験を受けに行くだけでも緊張感はとても高いのに、それが「今回が一次試験免除の最後」という事実と相まってプレッシャーが増幅します
私は経験者なので、とても理解できます
「ここで落ちたら、またあの苦しい1次試験からやり直し…」というプレッシャーが、本来のスピーキング力を奪います。
私の一次免除の最終回なんて、ガッチガチでした。
早い段階から、デッドラインを「免除2回目までに合格する」と決めておいて、「最終回まで到達しない」ように自分にハッパをかけておいてください
③ 申し込み期限の失念
「自分は一次免除だから」という油断&安心感から、申し込みを忘れてしまう人が後を絶ちません。
たとえば、2025年に英検1級チャレンジをしていた「YouTuberのタワシさん」が一次免除で期限を逃してました。
(天然なのか意図的なのかは読めません。動画の最終盤で扱われています。途中まではお料理動画です。)
申し込み期限は通常受験と同じです。
私も一次免除の申し込みが、結構期限ギリギリになったことがあります。
次の受験が申し込み開始可能になる「初日」に申し込んでしまいましょう。
早めに受験を申し込んでしまうことによって、モチベーションも高めに保ちやすいです。
4. それでも「一次免除」は迷わず使うべき理由
「コスパが悪い」「プレッシャーが凄い」と言ってきましたが、大前提として英検の一次免除は絶対に使うべきです。
主な理由が3つあります。
① 一次試験の通過は「当たり前」なんかではない:
上位級ともなると、いつでも一次試験を確実に突破できる保証はどこにもありません。
実際に、私が英検1級の面接で全敗した後、一次試験からやり直しても2回連続で落っこちました。
その労力をスキップできるのは最大の武器なんです。
② 面接官との「相性」に賭ける価値がある:
スピーキング力だけでなく、面接官の雰囲気や面接でのトピックとの相性で合否が分かれることもあります。
チャンスの回数を増やすことは、合格率を上げる物理的な戦略です。
一次免除をフルに使って、その合格率を最大限に引き上げましょう。
③ 他の通常の受験者よりも圧倒的に時間がある:
上記では、「ダレる」可能性を指摘しましたが、そうは言っても時間的には「圧倒的に有利」なのは間違いないです。
「この一回で決めるんだ」という強い信念を持って時間を最大限に活用してください。
時間が他の人より有効活用できるので、「AI英会話やオンライン英会話」にも十分な時間を割くことができます
まずは、私が強くオススメする英検の二次試験対策にもなる「AI英会話スピーク」アプリを活用してみて下さい。
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【補足事項】障がい等の配慮が必要な方の一次免除(S-Interview)
合理的配慮が必要な方を対象とした「英検S-Interview」でも一次試験免除が利用可能です。
ただし、利用には**事前の電話相談(03-3266-6507)**が必要となるため、対象となる方は早めに公式サイトで詳細を確認しておきましょう。
5. 【経験者は語る】一次免除全敗が決まったあの日から英検1級合格へ
私は英検1級で一次免除を使い切った経験があります
最終回である3回目の一次免除も活かしきれず、手元に残ったのは「一次試験からやり直し」の通告でした。
あまりの悔しさと自分への情けなさで、しばらく英検受験から遠のきました。
しかし、今振り返ればその「絶望」が転機でもありました
上の方で説明したように、
一次免除を最大限に活用し、期間内で面接を合格して、最終合格するのがベストではあります
でも、上位級なら私のように「一次免除を使い切る」ことだって十分にあり得ます
もし、今あなたが「免除を使い切りそう」「使い切ってしまった」と絶望していても、絶対に諦めないでください。
もし、あなたも私のように「一次免除権の失効」に直面したら、私を「良いモデルケース 前例」として参考にして、時間をかけててでも、気持ちを立て直して、もう一度、一次試験からトライしてみませんか?
私は、1次試験からやり直す過程で、語彙力や精読力、ライティング力を再構築することができました。
結果的に、その後に合格した時のスピーキングの「アイデアや背景知識」の厚みとなりリベンジ合格に繋がったのです。
その遠回りに見える道は、確実にあなたの英語力を本物にしてくれています。
「遠回りの方が、最短経路で行くより、いろんな景色を誰よりも見ることができる」
私が「一次免除全敗」→「英検1級リベンジ合格」の間に、特に大切にしていた言葉です。

※ 私が英検1級で一次免除の最終回でも面接に落ちた時の結果表 (2020年秋)。赤枠で囲んだところの記述がジワジワくる。
6. まとめ:戦略的な「一次免除」活用術
最後に、「一次免除全敗」を経験したこのベテランの私が、改めて主な重要点を3つにまとめます
① 「一次免除は2回目まで」に合格するスケジュールを組む(3回目の最終回はプレッシャーが半端ないから)
② 準1級までは、「従来型とS-CBTとのハイブリッド受験」でチャンスを最大化する。
③ 時間的なアドバンテージを「AI英会話 & オンライン英会話」などの実戦対策に投資する。
「1次免除」というチャンスを活かすも殺すも、あなたのこれからの行動にかかっています。
私は、一次免除のアドバンテージを活かしきれませんでした。
でも、あなたは大丈夫。
私を「反面教師」のようにして、絶対に合格を掴み取ってください
この記事を読み終えた瞬間から、リベンジマッチに向けて走り出してください。
また、「一次免除全敗」に直面している方は、私を「前例」として励まされてください。
次はあなたの番です。
私の「遠回りストーリー」を参考に、リベンジ合格を果たしましょう!




